俺俺 RX マイコンボードを作ろう!(その2)

以前、RX630Nで始めた、RXマイコンボード開発・・
途中、R8Cに注力してた事もあり、頓挫してました。
それと、例のピッチがズレた、秋月製、変換ボードの事もあり、あやふやな状態になっていました・・・
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そんなこんなで、気分をリセットして、もう一度始めようかと思ってたら、RX64Mがオンライ
ンになっていました。
「RX71M」を待つってゆー選択もアリですがー、そんな事言ってたら、いつまでたっても始ま
らないのは明白なので、賞味期限が切れないうちにチャッチャと始めようと思います。

RX64M、2Mバイトフラッシュ版は、チップ1ストップで、2000円くらいです。
それに、内臓RAMは512Kバイト(+32K+8K)もあり、120MHz動作で、RXv2
コアで、パフォーマンスが高いです~
値段は、RX63Nに比べると少しは高いのですが、色々考えた末、RX64Mで作りなおす事に
しました。
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※10個買うと、@1600円で、送料無料なので、10個買いました・・
※10個なら、トレイに入ってくると思ったので、それも動機になってます。
※チップ単体で欲しい方は、実費でお分けします。(1600+消費税+送料)

そして、変換基板は、アイテムラボさんの基板を使ってみました。
この基板、490円で、安くて、品質が高いです、169ピンでも極限まで小さくしているのも
良いです!
※送料が無料になるオーバー3000円分、他の基板も色々買ってしまいました。

いつも多少苦労する、0.5mmピッチのハンダ付け、今まで、大きな失敗は無いですが、視力
が落ちている事もあり、失敗すると、チップも変換基板も無駄になるのでストレスがかかる作業
です。
やり方は色々だと思いますが、自分の方法を簡単に書いておきます。
・最初に、チップを正確にパッドに乗せて、ルーペで良く観て、少しでもズレていたら妥協せず、
確実に中心に置く。
・プリント基板用フラックスをまんべんなく端子に塗り、とりあえず、1ピンだけハンダ付け。
・その状態でズレがないか再度確認。
・対角線上のもう1ピンを半田付け。(2点付けると、もうやり直しはほとんど出来ないので注意)
・隅の8点を、付けて、全体をハンダ付けしていく。(ハンダが多すぎるとブリッジするので、
少なめに、足りない場合は、少しコテ先にハンダを乗せて、塗ったフラックスに頼って流す感じ)
・ブリッジしたら、フラックスを塗って、コテ先で、こするように再加熱すると、意外と綺麗に
取れる。(パッケージの根元のピンにコテ先が触れて、ブリッジすると取れにくいので注意)
・それでも、ブリッジが取れない場合は、吸い取り腺を使うが、少しだけ呼び水的にハンダを
吸い取り腺にも溶かしておくと良い。
・吸い取り腺でハンダを除く場合、限度を超えて長い時間熱しないように注意する。
・ルーペで斜めから確認して、パッドと、ピンの「きわ」にハンダが流れているかを3度くらい
確認。
・もし「怪しい」ピンを見つけたら、フラックスを塗って、再度ハンダを流す。
・全て確認して、大丈夫と思ったら、パーツクリーナーなどで洗浄して、エアーダスターで、
ゴミなどを飛ばす。
・最後に、綺麗になった基板を、もう一度ルーペで確認して、問題無ければ終了!

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この基板は、スルホールが裏にあるので、基板を直付けする場合、ショートするかもしれない
ので、絶縁しておきます。
最近は、ピンヘッダーは使わなくなっています、意外とコストがかかるのと、外して、別基板
で使う可能性が低い事(新規にデバイスを付けた方が安上がり)、高さが邪魔になるとか、色
々な事を考えて、大きい基板に直付けしています。

と、ゆー事で、今回はここまで。