WR250Xで見知らぬ林道を巡る

google map を観ていて気になった

国道411号線の柳沢峠にある市営駐車場に林道の入り口がある。
※411号、柳沢峠の先、塩山方面は、非常に整備されたワインディングで中高速コーナーの連続なので、わざわざ林道に行くのは一部の変態だけとおもうけどw

google map で確認すると、途中で道は途切れていて、行っても引き返すだけと思っていた。
だけど、航空写真で見ると、どうやら続きが出来ており、どこかに抜けられそうだと思っていた。
※3月の終わりころ、行ってみたら、ゲートが締まっていて、冬季閉鎖だった。
通常、4月末には冬季閉鎖は解除されるので、もう一度トライしてみた。


※どうやら、この林道は「竹森線」と言うらしい~

林道とは言え、舗装されており、コンデションもそれ程悪く無く(かなり綺麗)道幅も普通だ(離合は難しいけど・・)。
ただ、落ち葉、コケなどもあるので、走行には注意が必要なのは言うまでも無い。

林道の峠からは富士山が良く見える

※発電機が映っているが、違法無線の監視を行っていた。

この林道、殆ど車を観ないので、あまり知られていない&利用する人が極端に少ないと思えるのだが、最近開通した部分が非常に綺麗な舗装で、かなり楽しい!

軽量バイクの為にある舗装林道だ!と思える程

峠を越えると、下りになる、それなりに長いし、コーナーも多いし、面白い!
対向車は少ないとは言え「ゼロ」では無いので、ブラインドでは、カーブミラーで確認、スピードのコントロール、など最新の注意は必要。

ある程度降りたらT字路にぶつかり「竹森線」は終了

T字路は、「鈴庫山線」に接続している。
左は、「塩山方面」で、県道207号に接続していると思う(今回、そちらは試していない)こちらの道はかなり新しい~
右は「三富方面」で、国道140号に接続しているようだ。

三富方面は途中分岐がある

この方面にも「峠」があり、やはり富士山が綺麗に見えるポイントがある。
そして分岐がある。
右に上がる道も国道140号に接続している(民芸茶屋 清水の辺りに接続する)が、終盤、細くて、かなり荒れた林道が2キロ位続くので、あまりお勧めは出来ない(軽自動車なら大丈夫だが、乗用車だと難儀するかもしれない)

直進して、ゲートを過ぎると直ぐに道が細くなり、多少荒れている、さらに進むと、途中、舗装されていない道が数百メートルあるが、まぁ何とかなる(リッターバイクとかだと多少キツイかもしれないw)

そして、国道140号に接続する

国道140号から、国道411号に行くには、通常なら、フルーツラインを通って行くのが王道だと思うが、この林道経由で行く事も出来る。
ただ、林道スキー以外にはあまり刺さらないと思うケドw、道が綺麗で長くて楽しい!(途中の悪路はご愛敬w)

久しぶりの県道31号

帰りは、140号を通り、久しぶりに県道31号を楽しんだ~
140号側からの登りは、道幅も広く、中速コーナーも多く、それなりに楽しい。
「太良峠」から下りは、道幅は狭い場所も多く、注意を要するが、広くて綺麗な舗装の区間もあり、かなり楽しめる。
武田神社を過ぎると、街中で、信号も多く、平均速度も下がるけど、ここは我慢して、なるべく空いた道を選んで、国道20号まで出た。

国道137号から県道708号、御坂峠へ

国道20号から、国道137号に入って、セブンとエネオスが合体したスタンドでガソリンを補給した。(6リッター)

国道137号を富士吉田方面に行くと、途中、長いトンネルがあるが、その手前で、トンネルを使わない峠道(県道708号)がある。
県道708号も、峠まで登ると狭いトンネルがあり、抜けると、「天下茶屋」を通り過ぎ、少し降りた処に、林道西川新倉線に分岐する処がある。
ここは、少し進むと、登山客が多く利用する駐車場があり、そこを抜けて進む。
しばらく登ると、ビュースポットがある。

富士山河口湖ビュースポット

通常、午後は、富士山に雲がかかり綺麗に見えない事が多いが、今日は、風が強く寒いくらいで、雲が掛かっていなかった。

何故かゲートが閉鎖されていた・・・

この林道は、富士吉田市内に抜ける事が出来る、しかし「増田誠顕彰碑」の近くにゲートがあり、閉鎖されていた・・・
えーーー、ここまで来てーーー・・・
ゲートの右の隙間を無理やり通れば、250のバイクなら抜けられそうではあったが、失敗した場合、谷に落ちそうだった為、自重して、結局戻る事にした・・・

県道708号まで戻り、県道を下り(そこそこ道が良く、車はいなかったので、楽しい!)
国道137号まで戻り(トンネル出口付近に合流する)市内に行く。
本当なら、もっと速く市内に着いたハズなのに40分くらいロスした・・・

沼津魚がし鮨 流れ鮨 富士吉田店

少し遅いが、朝飯が遅かったので、昼食相当w
値段はそれなりに高いが、ネタが良いので、行ってみたかった。
普段食べた事が無い、白身系のネタを数種類食べた、中々美味しかった~
※4毒(小麦、植物油、乳製品、甘い物)を抜いているので、外食は、かなり限られる。
まぁ寿司も、砂糖はそれなりに使っていると思うけど、「良し」としている。

最後に「北口本宮冨士浅間神社」に参拝

参拝して、折角なので、「御朱印」を賜った。

参拝した時間は4時を過ぎていたが、参拝して大月に戻った。

まとめ

今日は、天気は良いものの、風が強く、少し肌寒かったが、中々充実したツーリングだった。
WR250Xも、タイヤ交換して、安心感があるが、α13は、加重をちゃんとかけなとグリップしない感じがある。
※加重が抜けると滑るようだ、注意しないと・・・

それと、ブレーキの握りに違和感がある。
握ると少し、ギシギシする・・・
マスターシリンダーをOHすれば直るのか?
又は、マスターを交換する事になるのか?
少し調べないと・・・

WR250X のタイヤ交換(中古 α13-SP)

 久しぶりのタイヤ交換

バイクに乗る機会が減った為、前回から2年以上経っている。
α-14 は、スリップサインが出て、そろそろ限界に近く、交換時期となっている。
※何故か、フロントが 110 では無く、120 サイズとなっていた?

中古の α13-SP に組み替え

2年くらい前に、もて耐で使っていた (CBR250RR) タイヤを貰っていた。
ちょっと時間が経ちすぎて、少し硬いが、まぁ街乗りなので問題無いだろうと思ってる。
これから暖かい時期でもあるし、何とかなるだろう~
※最近の流行りは、ダンロップなら「Q5」とかだろうと思うが、前後入れ替えるとそれなりの金額になる。

レースでは、3~4時間くらい使ったら、美味しい部分は無くなっているので、交換するのは割と常識となっている。
「山」はまだ十分あり、どちらかと言うと中心よりサイド側が減りが多い。
リッターバイクなどパワーがあるバイクだと、リアのセンターはそれなりに減るが、250cc の場合は、それ程センターに負担がかからない。

中古とは言え、一応レース用タイヤなので、ちゃんと温めれば、街中でもそれなりに食うと思う。
まぁ、ガチで峠を攻めたりしないので、十分だと思えるw
路面がぬれていたり、急な雨とかだと、多少危ないが、十分注意していれば大丈夫。
※これは当然自己責任の範疇

DUNLOP SPORTMAX α13-SP

前後 サイズ 扁平率 直径(インチ)
フロント 110 70 17
リア 150 60 17

リアが、150/60 だが(標準は 140/70)WR250X の場合、ギリで、チェーンに当たらないので、何とか大丈夫な感じ。
扁平率が 60 なので、多少乗り方を調整する必要があるかもしれない。


 フロントの交換でやらかした・・・

中古で硬たかったので、意外に苦労した。
そして「やらかす」、硬かった為、十分に潰せていないのもあって、フロントを組んだ時、タイヤレバーでチューブを挟み、パンクさせてしまった・・・
※組み終わって10分もしたら「ぺしゃんこ」になってた・・・
組む時、少し空気を入れておけば、避けられたミスだった・・・

しかし、以前にリア側でタッピングビスが刺さってパンクした時、チューブを買ったのだが、フロント・リアのセットだったので、フロントの新品チューブが余っていた。

しかし、フロントのビードが中々上がらない~


関係トルク、組付けの要領

箇所 トルク (N/m)
フロントホイール・アクスルナット 63
フロントホイール・アクスルピンチボルト 23
フロントブレーキ・キャリパーボルト 23
リアホイールアクスルナット 125
  • ディスクローター側のカラーはツバが付いた物、反対側がストレートのカラーなので、間違わないようにする。
  • ピンチボルトは、2本なので、締める場合、均等に少しづつ締める。
  • フロントのアクスルナットを締める時、供回りする場合、右側のピンチボルトを軽く締めて供回りを防ぐ。
  • 左側アクスルナットを決めたら、右側のピンチボルトを緩めて、フロントホークをフリー状態にして軽く上下させ、センターを出す。
  • センターを出したら、ピンチボルトを締める(この工夫で、フロントホークの中心が出て、スムーズに伸び縮みする)

少し走ってみた感じ

組付けが終わって、少し周辺を走ってみたが、少し硬い感じがする。
空気圧のせいもあるかもしれないが、レーシングスピードを維持する訳では無いので、少し強めに入れておいた方が良さそうと思う。
ほとんど寝かしていないので、グリップは判らない、週末、天気が良さそうなので、峠にでも行ってみようと思う。


やり残し作業

  • ブレーキオイルの交換
  • ブレーキパッドの交換(残 1mm くらいしか無い)

250 は軽いので、ブレーキパッドはあんまし減らない、しみったれているが、後 100 キロくらい走ってから交換しようと思う。
※純正パッドを購入済

リンカースクリプトを更新、そして元に戻す

やらかした・・・

良かれと思って行った修正が、実は、良く無かった事は良くある事とはいえ、今回は久しぶりにやらかした・・・

リンカースクリプトを更新

以前のリンカースクリプトは、gcc-6.4.0 位の物で、現在メインに利用している gcc-8.3.0 の物より若干古い。
そこで、8.3.0 ベースの物に全て更新した。

独自の記述もあるので、多少切り貼りをしているものの、基本は同じものと思う。


RAYTRACER_sample を動かして気がついた・・・

リンカースクリプトを更新して、全てでは無いものの、いくつかのソフトを動かして、まぁちゃんと動いているなぁーと確認して、全てコミットした。
全 RX マイコンのリンカースクリプトなので、それなりのファイル数となっている。

ところが、「RAYTRACER_sample」で奇妙な動作をしている事に気がついた。

    bool        run_ = false;
    int         sampling_ = 1;
    int         render_width_  = 320;
    int         render_height_ = 240;

このコードは、main.cpp 無地の namespace でくくられている部分で、起動時に、ROM 領域から、コピーされる。

ところが、renderheight が、「0」になっていて、起動時にこのパラメータでレンダリングするのだが、それが原因で奇妙な動作になる・・・

初期値が正しくコピーされていない。

以前は、正しく動いていたと思えるので、どうやら、リンカースクリプトが怪しい事と思い、以前のリンカースクリプトに戻してみた。
すると、この問題が解消された。

うーーん、これはヤバイなぁーと、リンカースクリプトの更新時のすり合わせを行った。

異なる部分

gcc-8.3.0 の rx.ld では、C++ のインスタンスを初期化するルーチンのリスト「ctor」は ROM 領域にのみ配置されている。

 .init :
  {
   KEEP (*(.init))
   __preinit_array_start = .;
   KEEP (*(.preinit_array))
   __preinit_array_end = .;
   __init_array_start = (. + 3) & ~ 3;
   KEEP (*(.init_array))
   KEEP (*(SORT(.init_array.*)))
   __init_array_end = .;
   __fini_array_start = .;
   KEEP (*(.fini_array))
   KEEP (*(SORT(.fini_array.*)))
   __fini_array_end = .;
   } > ROM

一方、gcc-6.4.0 では、data 領域に配置されており、起動時に、ROM 領域から RAM にコピーされて利用される。

  .data : {
    . = ALIGN(4);
    PROVIDE (__datastart = .); /* IF_ROROM */
    PROVIDE (__preinit_array_start = .);
    KEEP (*(.preinit_array))
    PROVIDE (__preinit_array_end = .);
    PROVIDE (__init_array_start = .);
    KEEP (*(SORT(.init_array.*)))
    KEEP (*(.init_array))
    PROVIDE (__init_array_end = .);
    PROVIDE (__fini_array_start = .);
    KEEP (*(.fini_array))
    KEEP (*(SORT(.fini_array.*)))
    PROVIDE (__fini_array_end = .);
    LONG(0); /* Sentinel.  */

...

    . = ALIGN(4);
    _edata = .;
    PROVIDE (edata = .);
    PROVIDE (__dataend = .);
  } > RAM AT> ROM

この関数リストは、起動時、わざわざ RAM にコピーするのは無駄なので、ROM 領域だけに配置する事は、メモリを節約する意味もあり、意味があると思える。
ただ、これを元に戻すと、正しく動作しなくなる・・・

不思議なのだが、gcc-8.3.0 だと、data 領域は 2168 バイトとなっている。

rx-elf-size raytracer_sample.elf
   text    data     bss     dec     hex filename
  51244    2168    8120   61532    f05c raytracer_sample.elf

ところが、gcc-6.4.0 だと、data 領域は 48 バイトと少なくなっている

rx-elf-size raytracer_sample.elf
   text    data     bss     dec     hex filename
  53364      48    8120   61532    f05c raytracer_sample.elf

text 領域の 2120 バイト分が data 領域に移動している?

何故、こうなるのか、さっぱり判らない・・・

結局、元に戻すしか無いのかもしれないが、直すファイル数がとてつもなく多い・・・うーーーん・・・
しかし、原因が判らないので、とりあえず、元に戻してコミットしなおした。


FPU の無い RX220 で RAYTRACER_sample を走らせたら、劇遅かったw

RX220 でも走らせた、最初、何か止まるなぁー、何が悪いの?
と、色々調べたらー、単に遅いだけだったw

# render
Render time: 291320ms (1)

「291秒」・・・
48MHz の RX140 では 1.8 秒なのを考えると、劇遅・・・
動作周波数が 32MHz と少し遅い事もあるけど、FPU が無いと 100 倍以上遅い、こんだけハンディになるのかー、まぁ、それはそうだけど、これは厳しいよなぁー・・・

やっぱ、FPU が無いマイコンは使う価値が薄いとつくづく実感するー

RX マイコンの場合、FPU の有る無しで、コストがそんなに変わらない場合もあり、浮動小数点を扱わないアプリなら別だけど、逆説的に、FPU を搭載していない RX マイコンを選択する理由が無いように思える。