OrangePi と 中華クオリティーとは

安価なマイコンボードと言えば、RaspberryPi が有名です、最近は、より高性能な「2」が出て
応用範囲もさらに広がり、躍進を続けています。

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同じようなコンセプトの、中華ボードも色々出ていますが、その中で、「Orange Pi」は、WiFi
や Serial ATA インターフェースが付いてるものもあり、魅力的なボードです。
1ヶ月前くらいに、「Orange Pi PLUS」(Wifi、Serial ATA 付き)を注文して、昨日ようやく
配達されました。

早速、ウキウキしながら、開封。

Orange Pi PLUS は、シリアルATAのインターフェースがあるので、電源供給には、良くある
マイクロUSBコネクターでは無く、DCプラグで行います。

配送物には、ボードとDCプラグ、USBケーブルが同梱されており、このケーブルを使えば
専用ACアダプターが無くても、USBプラグから電源を供給する事ができ、便利です。
※一応「2A」を要求しています。

早速、iPad の、2.5AクラスのACアダプターに接続して通電してみますが、ピクリともし
ません。
色々試すと、電源を繋いだとたんに、アダプターの保護回路が働いているようです・・
家にある、より電流容量の大きいアダプターなどで試しますが、同じように保護回路が働いて
いるようで、全く動作しません・・・

DCプラグの大きさが、丁度同じACアダプター(ポータブル・ブルーレイ・ドライブ用)が
あったので、付属してきた変換ケーブルの極性を調べてみます。
変換ケーブルの電圧を測ると、外が+で、中が-、自分の持ってるACアダプターは、外が-
で、中が+、残念、使えない・・

ヤレヤレ、「初期不良」なのかーと思い、やりとりとか面倒だなぁーと思いつつ、一応、テスタ
ーで、ボードの電源のショートをチェックしてみます。
とりあえず、ショートしている訳では無いようです・・

テスターをあてていると、ふと、DCジャックの極性が気になりました。
ボードの配線パターンを観ると、どう考えても、DCプラグの外は-で、中が+であるハズです
!?
そこで、裏に実装されていたレギュレーターらしきICの、確実に正しいGNDを調べてみます。
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すると、やはり、外が-で、中が+である事が確定しました。
ええって思い、何度も確認しましたが、外が-で、中が+!
そこで、先ほどのACアダプターを接続して電源を投入すると、LEDが点灯して、ボードに正常
に電源が入る事が確認できました。

と、ゆー事は、この付属のケーブルは、極性が逆です。
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なんとゆー、恐ろしい事でしょうか・・・、中華クオリティー怖い・・・、最低です。
逆の電圧を何度も加えたので、ボードに損傷があるかもしれません・・・

SDカードにOSを入れて、立ち上げてみたら、一応起動するようで、一安心ですが。
※インサーネットが無反応なのが気になります・・・

「中華クオリティー」って???、凄く恐ろしい体験でした。