温度差は仕方ないが・・

先日、バイク関係の宴会があり参加した。
その時、何かの拍子で、自分がボーカロイドに入れ込んでいる話題になり、「何で2次元のアニメとか、そんなに入れ込んでるのかさっぱり判らない、AKB48 の方がイイ的な」まぁニュアンスは

そんな感じ・・

まぁ、今までにこんな「痛い」話はいくらでもあったし、自分は、その近くの分野、ストライクゾーンで仕事して収入を得ていたりするんで、そんな事気にしてる場合じゃないのだが・・
割と近場の中(しかも自分より相当若いのに)にまだ、こんな頭の固いやつがいるのかと正直思ったりもしたが、現状は受け入れなければならない。
※まぁ人はそれぞれだし、色んな考え方や趣向がありますからね・・

でも、一応、ボーカロイドのムーブメントについて考えをまとめてみた。
※初音ミクは確かに「可愛い」だけど、そんな上っ面の事はどうどもいい、要は中身の話をしたいのよ。

まず前提として、この新技術はまだ始まったばかりで発展途上にある、これから技術が進歩すると、「ボーカロイド的」な部分は消え失せ、生身の人間との区別は無くなってしまう。(ダブルブラインドテストなどで生身の人間か、ボーカロイドなのか判断が出来なくなる)
逆に、生身の人間では不可能な領域が発展して、済み分けも起こると思われる。(生身の人間には、マシンに無い良さがある、説明するまでも無い)
「初音ミク、リン、レン、ルカ」は、開発元の戦略(商売)で決められたキャラクター性を魅せているにすぎず、見た目でしか判断できない人々には、それが「お宅」を連想させる為に毛嫌いしてるにすぎない。
※何故、その裏で起こっている事に考えが及ばないのだろうか・・
AKB48 はもちろん生身の人間ではあるが、アイドルに変わりはなく、実態が無い「初音ミク」とそんなに大きな違いは無い、もちろん「初音ミク」には実態が無い為、現在の技術では活動には制限があるが・・
仮に「初音ミク」の見た目が、生身の人間に近い(等身や髪の毛の色、肌の質感などなど)キャラクターで、しばらくの間、機械である事が伏せられていたらどうなっただろうか・・・

現在のボーカロイドの真骨頂は、実際には存在しない2次元的キャラクターの色を濃く出しているにもかかわらず、身近な存在として定着してる部分だと思われる。
それは、作詞と作曲、プロデュースをしている人の功績が大きく、ProjectDIVAの存在も大きい。
この辺り、商売として上手く成立している。

では、核となる音楽性に話題を移そう。

ボーカロイドが商業ラインの音楽と異なる最大の部分は、「売り方」だと思われる。
商業ラインでは、キャラクターがあり、テクニックがある程度あれば、商売として成り立つようになっている、その為、キャラクター性のあるアーティストの発掘と教育にかなり力を注いでいる。
それでも、宣伝をして、「売れる」「売れない」は博打に等しいとも言えるだろうか・・

ボーカロイドは、発売元が創ったキャラクター性を壊さなければ、誰でも(ボーカロイドのソフトを買ったユーザーに対して)二次創作ができて自分の作品を気軽に発表できる。
ニコニコ動画や YouTube など発表できる場も用意されている。
その中で、特に「支持」を受けた作品だけが、メジャーデビューする事もできる「力学」に則って動いている、これは、世界でも初めての試みではないだろうかー

今までのメジャーアーティストが辿って来たプロセスと全く違う。

しかも、作詞、作曲が出来、DTM の知識と少しの機材があれば誰でもプロデューサーになれる為、非常に多くの人がこの壮大なプロジェクトに参加している、曲のスタイルに幅があり、次から次へと新曲が発表されるので、リスナーを飽きさせない。

メジャーのアーティストやプロデューサーも、現在のムーブメントにかなり危機感を持っている人もいるし、所詮「マシン」、生身の人間には勝てないと思ってる人もいるだろう。
逆に、メジャーの物量とノウハウを生かして、このジャンルにフォーカスを合わせてくるところも出てくるかもしれない。

この先、「音楽性の追求」からどんな作品が生み出されるのか、楽しみでならない~♪

もうしばらく、このムーブメントに注力しようと思ったりしてー

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PS: 最近 DTM の勉強を少しづつしてます。