RX71Mを試す

かなり昔にデバイスは購入してあったのだが、中々試せないまま、RX65Nなどに寄り道していたのだが、240MHzの実力を評価したくて、一応試してみた。
RXv3
の発表があり、「RX71M」も最高性能のRXマイコンでは無くなってしまったが、それでも、240MHzは120MHz版に比べてどのくらいの性能があるのか試しておきたい。

169ピンのユニバーサル基板も手持ちが最後なので、次は基板を起こす方が良さそうだ・・(この基板、安くて小さくて便利なのだが、販売終了しているぽぃ)
以前にRX64Mの試作では、SDRAMの32ビットバスを試したが、あれは、ちょっとマズイ・・、32ビットのデータ幅を割り当てると、他に使うペリフェラルが極端に制限されてしまい、イーサーネットやSDHCに割り振る事が難しくなる、なので、今回は16ビットバスでSDRAMを載せようと思う。
※このデバイスは「もらった」もので、SDHC未対応なのだが・・・
RX65NのEnvisionキットでファミコンエミュレーターなどを試して、やはり外部メモリーは必須だ・・(内臓メモリが1Mバイトくらいあれば・・)
RX71Mには、RX65NのようなLCD制御機能は無いが、単純に接続するだけなら、EXDMA転送で代用できそうだし、SSI(シリアルサウンドインターフェース)など、デジタルオーディオ系にも強そうだ。

今回試作して判った事として、電源ラインの重要性だった、面倒なので、アナログの電源は接続しなかったのだが、それが原因で、ブートモード(SCIインターフェース)でデバイスのコネクションが正常に終了せず、接続できなかった、電源は全て接続してパスコンも付けていたのだが、原因がわからずにいたが、関係無いと思うけど的な感じで、アナログ電源を接続したら、あっけなく正常動作した。

240MHz動作は、既に実績があると(依然にRX71Mを使ったボードを設計して、納入した実績があり、その時は問題なかった・・)思っていたが、何か怪しい動作をする。
具体的には、240MHzで動かすと、SCI関係で文字化けを起こす・・
CPUのクロック以外は、120MHz版と変わらないので、原因が判らない・・
プログラムは暴走する訳ではなく、動いているようだ。
120MHzであれば問題無い・・
どうも、240MHz動作時は、最大で240mAの電流が必要らしいので、そのせいかと思ったが違うようだ・・
ただ、USBから供給する電源の品質はあんまし良くないのと、瞬間的に大きな電流を「引く」とかなりドロップする。

オシロで、SCIの信号を確認して、やっと解決、ベースクロックのPLL定数を求めるソフトのバグだった・・、240MHzと思っていたら180MHzだった。
※そりゃー文字化けするよなぁーwww
クロック設定クラスは、以前に収めた機器では、240MHz固定だったのだが、最近テンプレート化して、色々柔軟性を求める仕様に拡張した過程で、マズイ実装を行っており、120MHzだけは正確に機能していた・・・
ハードの問題だと思って色々対策して、結局ソフトのバグとゆーのは、まぁ良くある話なのだがー、最近視力が落ちて、配線の質が落ちており、ハードに自信が無いと思っているのもある・・
さらに、鉛フリーハンダは、温度に敏感で、少し低いと綺麗に付かない。