DELTA DPS-1200AB-4G サーバー用電源

今度は 1000W(1200W) の電源を購入

800W は、もう一息足りないなぁーと思っていて、ヤフオクを巡って、1000W クラスも販売されている事に気がついた
多くの場合、1000W 以上は、200V 用が多い中、100V でも使える電源を見つけた
※この電源は、200V なら 1200W まで出力できるみたいだ
電源は中古で、送料がかかるのだが、それでも激安だー、有り難い~
通常、サーバーは冗長接続なので、二台セットで売られているのも嬉しい

  • メーカー:DELTA ELECTRONICS, INC.
  • 型番:DPS-1200AB-4G
  • 80 PLUS PLATINUM
  • INPUT: 100-127V~/ 12.47A
  • AUTORANGE INPUT (47-63Hz)
  • OUTPUT: (1000W MAX) +12V / 82A +12VSB / 2A
  • INPUT: 200-240V~/ 7.08A
  • OUTPUT: (1200W MAX) +12V / 98A +12VSB / 2A
  • 効率: 50% Load - 94%

使い方を捜索する

まず、使い方(結線)が不明なので、ネットで色々探すものの、ドンピシャリの情報は探せていない
そこで、色々と想像しながら、試行錯誤した

ネットにある情報は、DP-1200FB のもので、この電源とは異なるようだー、ピンアサインも異なる

ピンアサインのデータシートは見つけたので、ダウンロードして、ピンアサイン名から想像してみる・・・

Output Pin Assignment

PIN Signal Name PIN Signal Name
A1 GND B1 GND
A2 GND B2 GND
A3 GND B3 GND
A4 GND B4 GND
A5 GND B5 GND
A6 GND B6 GND
A7 GND B7 GND
A8 GND B8 GND
A9 GND B9 GND
A10 +12V B10 +12V
A11 +12V B11 +12V
A12 +12V B12 +12V
A13 +12V B13 +12V
A14 +12V B14 +12V
A15 +12V B15 +12V
A16 +12V B16 +12V
A17 +12V B17 +12V
A18 +12V B18 +12V
A19 SDA B19 A0
A20 SCL B20 A1
A21 PSON B21 12VSB
A22 SMB-ALERT B22 CR_1
A23 RETRUN_S B23 12LS
A24 +12VRS B24 NC
A25 PWOK B25 NC

通常電源は、エッジコネクタに接続されて、正しい手順を行わないと有効にならないようになっている
この電源は、+12VSB があるので、メインが有効になっていない場合でも、別系統の 12V/2A が使えるハズだー
これは、PC の ATX 電源にある 5VSB と同等な利用を想定しているのだと思うが、電圧は 12V となっている

又、電源の状態を詳しく知る手段として、I2C による通信ラインが用意されている(SDA、SCL、A0、A1)
※A0、A1 は I2C のアドレスを変更するオプションのようだ
電源の I2C コマンドは、この電源では無いが(DPS-550AB-11D)、別の資料を見つける事が出来た

とりあえず、100V を接続してみて、12VSB の電圧を測ってみた、3.3V が出ている
100V を接続して、エッジコネクタがオープンでも、コンセントにある緑のインジケーターが点灯して、ファンがゆっくり回転している
ファンの音は 800W の電源に比べて、少しうるさいように感じた(中古なので、ベアリングが痛んでいるのかもしれない)

まず、何らかの方法で、電源を有効にしないと、駄目なようだー
DP-1200FB の説明では、12VSB と PRESENT 端子を 22K の抵抗で接続すると有効になるとある
しかし、この電源には、「PRESENT」端子は無い、試しに「12VSB」端子の隣にある「CR_1」とを 22K の抵抗で接続してみたら、12VSB から 12V が出力された

ここで、「PSON」を GND に落としてみたが、メインの +12V は出力されていない・・・

気になるのは、「RETURN_S」と、「+12VRS」だ、仮に、電源が 100% 近くの出力を行う場合、100A 近くの電流が流れる事になる
そうすると、電源ラインの微小な抵抗でも、電圧ドロップが起こり、電圧が低下してしまう
通常、このような高電流の電源は、電圧をセンスして出力電圧を補正する別端子があるものだ
※0.01 Ω の抵抗でも、100A だと 1V 電圧が低下してしまう

しかし、この端子は関係無いようだ・・・
この端子は、冗長接続の場合に使うのかもしれない・・・(調査が必要だー)

どうも、色々やっても、電圧が出力されない・・・

後は、I2C 通信でコマンドを入れないと駄目なのかと思ったが、ネットで情報を調べると、同じ電源で出力が出ないと試行錯誤を繰り返した人のブログを見つけた
不意に、B24、B25 (この端子は、データシートでは「NC」となっている)に 1.8K の抵抗を繋ぐと、出力されるとあった、試してみると、ファンが高速に回り、確かに出力される
試しに、30W くらいの電力を引っ張ってみたが問題無い

うーーん、納得いかないが、とりあえず、この方法でとりあえず何とかはなるようだー
ただ、出力に合わせて、ファンの回転が制御されていないし、やはり正規の方法は、I2C でコマンドを送るのだろうと思う


内部を観察する

  • 2台のうち、1台は、中に埃が溜まっていたので、エアーダスターで掃除した
  • 流石高級電源、ケースのエッジのバリが無く、ケースのエッジを触って怪我をする事が無いと思う、細かい部分に気を使っている
  • この電源は、ブリッジレス、インターリーブ PFC を採用しているようだ、それらしいコイルが2個ある
  • ブリッジダイオードもあるが、小さい(10A を流せるような物ではない)ので、多分 +12VSB 用に使っているのだろうと思う
  • 制御基板の部品が見えないが、800W の物と同じような感じなので、フルデジタルであろうと思う
  • 全ての負荷で、高い効率を維持するには、デジタル以外では難しいと思える
  • PFC の出力電圧は、隙間が狭く、計れないのだが、同じように 330V なのでは無いかと思う
  • 構成は、800W の物とほぼ同じに見えるが、800W の電源の方が洗練されているようだ(800W 電源の方が時代が新しい)
  • 12VSB もあるので、800W より、さらに密度が高く、隙間が少ない

まとめ

今回、電源を出力する事は出来たものの、イレギュラーな方法なので納得はいっていない
I2C を接続して、「PMBus」プロトコルと言うのがあって、それで電源を制御出来るらしい
次はそれを試してみる事にする