aitendo のキャリーボードの事

aitendo の液晶キャリーボード、確かに便利で安いし、あれば重宝する事間違い無しなのだが、色々問題もある。

1)LEDバックライト用のDC/DCコンバーターに問題あり
・電流の大小で明るさが変化するLEDデバイスに対して、定電圧の回路になってる。
この液晶のバックライトは、白色LEDが6個直列に接続されたものみたいなので、23Vなら、妥当な値かもしれないが、バラツキで高い電圧が出て、LEDを壊す事が無いよう、パターンを切って、直列に抵抗を入れておいた、大体100オームくらい入れておいたが、もう少し少なくして明るくしても良いかもしれない。
・回路図では、出力側に、22uF、0.1uFのコンデンサが入っているようなのだが、この表面実装部品、ほんとに22uFもある?って感じで、実際、電源入れると、安定しない(寄生発振してるようだ)、コイルやダイオードが凄く発熱する。
そこで、並列に10uFのコンデンサを入れてみたら、安定した。

2)液晶モジュールのロジック電源がいいかげん過ぎる
・この液晶モジュールは2.5V~4.5Vまでの定格なのだが、この基板では、LCD-POW(自分は5Vで使っている)から、抵抗を直列に入れていきなり繋いである。
ロジックは3.3Vなので、この抵抗を外して、3.3Vの電源ラインを繋いでおいた。
※LCD-POWERは3.3Vで使うものなのかもしれない・・

DC/DC クローズアップ

以上の改修で、問題無く使えるようになっている。

3)コネクターのピン名の不思議
・この拡張ボードで、ピンの名前として、R0~R7、G0~G7、B0~B7と、RGBの8ビットぽくネームが振られているが・・・
LCDのモジュールとは、まるで、イジワルしてるかのように接続されている・・・・・
「R0~R7」は赤ではなく、青へ、「B0~B7」は青では無く、赤へ、つまり、赤、青が逆になっていて、さらに、LSB、MSBも逆になっている。
なんで、こんな余計な事するのか、不思議でならない・・・
※はい、これを知らずに、間違った結線しましたよ・・・

4)RGB565からRGB888への拡張
・この液晶、RGB888で1600万色フルカラー対応なのだが、SH-2Aは16ビットカラー出力(RGB565)なので、5ビットを8ビットへ、6ビットを8ビットに拡張する必要がある。
その拡張は、上位ビットをそのまま下位ビットに順番に繋ぐだけなのだが、思いついた時には、クールだと思った(笑)
キャリーボードには、2.54ミリピッチと2ミリピッチ用コネクターが出ているので、使わない2mmピッチ側で拡張しておいた。

RGBビット拡張

まぁ、何だかんだ言っても300円だからね。

-----
あ、そうそう、LCDモジュールのLEDバックライト用のフレキは、正位置にそのまま繋ぐと、表裏が逆となってしまうので、1回転する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください